リフォームできるかのセルフチェック方法

あなたの羽毛布団はリフォームできる状態なのか?

ここでは大まかにチェックする方法を紹介します。

リフォームチェックイメージ画像

羽毛の状態 簡易チェック方法

 

- check 1 -

『羽毛布団収納袋に入れてチェックする』

シングルサイズの場合のチェック方法になります。羽毛布団購入時に付いてきた収納袋、または市販の収納袋を使ってチェックしてみましょう。

 

セルフチェック良の布団
セルフチェック可の布団
セルフチェック悪いの布団

ー 解説 ー

収納袋は布団の体積を半分程度に圧縮します

その袋に張りがないなら

膨らむ力が半分以下に減っています

その場合は羽毛が痛み過ぎてリフォームに向きません。

 

動画の方が分かりやすい!

収納袋セルフチェック方法

 

 

 

 - check 2 -

『140サイズの段ボールを使ってチェック』

 羽毛布団収納袋がない場合は、140サイズの段ボールに詰めてみて下さい。(縦・横・高さ合計が約140cmになるサイズ)

※シングルサイズ本掛けの場合のチェック方法です

140サイズ段ボール画像
140サイズの段ボールの例
段ボールチェック良の場合
段ボールチェック可の場合
段ボールチェック不可の場合

 

動画の方が分かりやすい!

140サイズ段ボールでのセルフチェック方法

※140サイズの段ボールチェックは、シングルの本掛け用です。ダブルをチェックしたい場合は、160サイズの段ボールを使うと同じような結果が得られます。

 

 - check 3 -

『手で押して反発を見る』

押しても反発しない羽毛布団

 羽毛布団を手で押してもあまり反発せず、ペタッとしているなら羽毛の痛みが激しい状態だと思われます。

 

 

 

- check 4 -

『生地の上から中身をつまむ』

生地の上から中身を触るとゴロゴロした固まりが多い

 生地の上からつまんで、ゴロゴロした固まりを多く感じるようなら、リフォームには適していません。


リフォームできない羽毛布団は

 

 - リフォームできない布団 1 -

『丸洗いしたら膨らまなくなった布団』

洗剤は中性を使用してください
羽毛を洗うなら中性洗剤で

  羽毛が損傷した可能性があります。考えられる理由は、弱アルカリ性洗剤で洗ったか、洗濯後の乾燥に失敗したかです。

 

 

- リフォームできない布団 2 -

『羽毛(うもう)布団ではなく、羽根(はね)布団』

羽根(はね)布団はリフォームできません。リフォームできるのは『羽毛(うもう)布団』だけです。羽根布団と羽毛布団の違いは、下のリンクボタンから確認してください。


リフォームに向いていない羽毛布団

 

1.  肌掛け羽毛布団

羽毛肌掛け布団の写真

 肌掛け羽毛布団は羽毛の量が少ない為に、羽毛がダメージを受けやすい布団なので、リフォームできないものが多いです。

 

 

 

2.  生地全体が、汗や皮脂で黄色く変色している布団 

全体的に黄色く変色した羽毛布団

 羽毛の大部分が傷んでいると考えられます。生地が硬くなっていたり、生地が脂っこい感じがするものは羽毛の傷みが激しいと考えられます。

 

黄ばんだ羽毛と白い羽毛
左:黄ばんだ羽毛 右:新品の白い羽毛

黄ばんだ生地の下の羽毛は黄ばみ、固まります。黄ばんでいる箇所が襟元だけなど局所的であれば大丈夫です。

生地全体が黄ばんでいても、四つ折りにしてペタッとしていなければ大丈夫です。

 

 

3.  布団カバーを外さず、何年も使用している布団

布団カバーを付けっぱなしにした羽毛
カバーの中で固まりになった羽毛

 羽毛が傷んでいる可能性が高いです空気が通らないので、汗や皮脂、湿気などが閉じ込められ、羽毛が固まり、リフォームに向かない羽毛の状態になってしまいます。

 


リフォームに向いていない特殊な羽毛布団

 ニトリやホームセンターで売っている、マス目ごとにダウン率(羽毛含有率)の違う羽毛布団リフォームに適していません

 中央マス目だけに良い羽毛を入れ、外側は羽根の多い羽毛を詰めたもので、取り出した羽毛を混ぜてしまうと、全体的にダウン率が下がるからです。

ニトリの羽毛布団における注意点

 

 ニトリの商品で、詰め物に吸湿発熱わたと羽毛を組み合わせたものを入れた布団はリフォームできません。

 

※ニトリの羽毛布団全てがリフォームできないわけではありません。あくまで一部の商品がリフォームに適していないだけです。