側生地の補足説明

ここでは、リフォームで使用する側生地の補足説明を致します。 

 


立体キルト縫製とは?

 羽毛布団は、羽毛のかたよりを防ぐ為に必ずキルティングをします。

 キルティングの種類は大きく2種類に分けられます。「直接キルト」と「立体キルト」です。マルキュー寝具では立体キルトを採用しています

 

※マルキュー寝具では、本掛け、合掛け、肌掛け、全て同じ縫製の生地を使用します。肌掛けのような薄い布団でも立体キルト、マス目の数は本掛けと変わりません。

 

直接キルト

平面キルトの説明

 生地を上下から直接キルティングします。キルティング部分は厚みがないので、その周辺の保温性は下がります

 マス目の四方全てが閉じられているので、1マスごとにパンパンに膨らんだように見えます。

立体キルト

立体キルトの説明

 マス目の境界に「マチ」と呼ばれる仕切りを立てて、マス目のつなぎ部分にも厚みを持たせます。

 直接キルトのように場所による極端な保温性の変化がありません。直接キルトの布団よりマス目ごとの膨らみがなだらかに見えます。

 


無地の生地は羽毛が少し透けて見えます

左:白い羽毛 右:色のついた羽毛
左:白い羽毛   右:色のついた羽毛

 羽毛には白いものと、有色のものがあります(例:シルバーダック、グレーダックなどの茶色っぽい羽毛)。

 

 生地から羽毛が少し透けて見えるので、羽毛の色によって生地の色の見えかたが若干変化します。 また、白い羽毛であっても1%程度、黒っぽい羽毛が混入しています。

羽毛の色による側生地の見え方の比較
左:白い羽毛を詰め込んだ生地 右:有色羽毛を詰め込んだ生地 

たまにカラフルな羽毛が入っています

カラフルな羽毛の画像

 羽毛布団を開袋していると、まれに色の付いた羽毛が出てくることがあります。 ピンク、紫、オレンジ、青等、様々な色の羽毛が混ざっています

 理由はよく分かっていません。作業時に気づけば取り除くのですが、取り除けなかった色の付いた羽毛がリフォーム後も残っている可能性があります

 

 ベージュの生地だと羽毛の色が透けて見えることがありますが、元々入っていた羽毛なので、ご了承ください。

 


生地にはカバーをとめるループが付いています

ループが8箇所付いています

 布団カバーを固定するループが四隅と各側面中央に計8箇所付いています。全サイズ共通で付いています